カイトの作曲塾

4.形式を決める

@曲の構成

 ここからは、1番だけを見ていくからね。

うさぎおいしかのやま
こぶなつりしかのかわ
ゆめはいまもめぐりて
わすれがたきふるさと
2番、3番はいいの?
後回し、後回し。
 曲の構成は、基本的には
Aメロ 始まりのメロディー
Bメロ 発展させたり、変化させる。
サビ 盛り上げる、目立つメロディー
エンディング 曲をまとめて終わっていく。
となっていることが多いよ。
 時には、サビが頭にきてたり、CメロやDメロがある場合もあるわよね。
 ある、ある。でも基本が分かっていれば、それを応用していけばいいんだよね。

A曲の形式

 曲の構成が分かったところで、曲の組み立て方にはいくつかのパターンがあるんだけどそれを見ていこう。
 この「ふるさと」の歌、1番を何小節にしようか。
 あまり長くないから、16小節でどうかしら?
 全部で40文字で、4分の3拍子だから4分音符で作っていくと、1小節に3文字入って、40÷4=13.3…だから、14小節がいいと思うんだけどな。
 なるほどレン、おもしろいね。でも全部4分音符にしてしまうとリズム感がなくなっちゃうよね。
 小節の数を決めるときに、8小節を一つのまとまりとして考えると曲全体がうまくまとまることが多いよ。
 だからこの歌では、8小節、16小節、24小節、32小節あたりが考えられるかな。でも、8小節では少し短いし、24小節以上は1つの小節に入る文字数が少なくなるから、間延びしそうだよね。だから今回は、リンの16小節でやってみよう。
 だけどレン、君の考え方は、小節の数を見つけるときの目安にするにはいい方法だね。
 やったー!!あたしって天才
 ちょっと残念。でも最初は基本に忠実にやっていった方がいいよね。
 さて、前置きが少し長くなったけど、組み立て方のパターンを見ていこうか。
 さっき、小節を決めるときに8小節をひとまとまりとして考えたけど、組み立て方のパターンを見ていくときには、4小節をひとまとまりにした方が都合がいいんだ。

記号の見方

記号 意味
最初の4小節のパターン。主には続く感じで終わる。
a’ aのパターンを少しだけ変えたもの。主には終わる感じに変える。
aとは違うパターン。主には続く感じで終わる。
b’ bのパターンを少しだけ変えたもの。主には終わる感じに変える。
c、c’ aともbとも違うパターン。
半角のabc 2小節をまとまりとしたもの。
大文字のAB 8小節をひとまとまりとしたもの

曲の形式

小節数 小節構成 形式名 パターン 説明
8小節 4+4 一部形式 a−a’(a−a'−a−a’)  2つのフレーズで、1大楽節を構成する曲。
a−b(a−a'−a−b)
12小節 4+4+4 小三部形式 a−b−a 3つのフレーズで、構成された曲。
a−b−c
16小節 4+4+4+4 二部形式 a−a−b−a'  大楽節2組で構成された曲。
a−a'−b−b'
24小節 8+8+8 三部形式 A(a−a')−B(b−b')−A(a−a')  大楽節3組で構成された曲。
A提示
B展開
A再現
A(a−a')−B(b−b')−C(c−c')
A(a−b)−C(c−c')−A(a−b)
A(a−a')−B(b−c)−A(a−a')
A−A'−B
32小節 8+8+8+8 A−A−B−A  大楽節4組で構成された曲。
A−A'−B−A"
A−A'−B−B'
A−A'−B−C
40小節 8+8+8+8+8 A−A'−B−C−C'  大楽節5組で構成された曲。

■(参照)小節と形式


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