カイトの作曲塾

製作編

10.メロディーを作る

 いよいよメロディー作りに入っていくよ。気合いを入れていこう。

メロディー作りのポイント
・事前に計画したリズムパーターンの音符を使う。
・メロディーラインに沿って、それぞれの小節に割り当てられたコードの音を中心にして当てはめていく。
・楽器やキーボード、作曲ソフトを使いながらできたメロディーを確認しながら作っていこう。
私、がんばるわ。
僕もがんばるぞ。

@最初の2小節(動機/モチーフ)を作る

 最初の2小節を作っていこう。この2小節ずつの単位をモチーフ(動機)というんだ。
 最初の音は、そのキー(調)の主和音(Tの和音)の中の音を使うんだよ。
いよいよ始まったわね。ドキドキ。
この曲はヘ長調だから、「ファ」か「ラ」か「ド」の音から始めるんだよね。
・ 主和音(Tの和音)の中の音から始めます。 ・事前に設定したメロディーのリズムでおいていきます。
・ なるべく順次進行(同じ音や隣の音)します。
・ 跳躍するときは、コード内の音から音へ。
・小節の始めと終わりの音は、その小節に当てはめたコードの音を使う。
へ長調(ファ・ラ・ド) 例(ファ→ファ→ファ |→ソ→ラ→ソ) 例(Cコード;ソ→ド→ソ)

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*動機(モチーフ)とは、曲を構成している最小の曲のまとまりで、同じパターンは、2〜3回までにして変化をつけます。

A1フレーズ目を作る/a

 2小節のまとまりをモチーフといい、モチーフが2つ集まった4小節で1つのフレーズを作るんだ。前半のモチーフに対して後半のモチーフが答えを返すように作っていくといいよ。
 確か、最初のフレーズでは、「続く感じ」の終わり方にするのよね。
そうそう、「後半へ続く」。後半が楽しみだな、ってね。

・ つなぎの音(最初の動機2小節の最後の音と、2番目の動機の最初の音との開き具合)を工夫します。

1度 淡々とした語り調 ▼聴く
2度 落ち着き、自然さ ▼聴く
3度 安定感、落ち着き ▼聴く
4度 広がり、優雅さ ▼聴く
5度 跳躍感、力強さ ▼聴く
6度 柔らかさ、哀愁 ▼聴く
7度 鋭さ、不安定 ▼聴く
8度 スケールの大きさ ▼聴く

・ 前半の動機に対して、答えを返すように。
・ 続く感じで終わります
   『半終止』X/へ長調(ドミソ)
   『不完全終止』/X⇒Tの3か5音 へ長調(ドミソシ⇒ラかド)

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B2フレーズ目を作る/a’

 後半の4小節を作っていくよ。形式でいえば、「a’」だから、前半の4小節を元にして、少し変えてやるようにしてやればいいんだよ。
 何だ、簡単そうね。今度は、「落ち着いた感じ」で終わるのよね。
第一部完結。だね。

・ 前半の動機は、aの最初の動機と同じメロディー 
※ここでは、リズムパターンは同じで、音の高さは変えています。
・ 落ち着いた感じで終わります。         
   『完全終止』X⇒Tの主音    へ長調(ドミソシ⇒ファ)

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C3フレーズ目を作る/b

 この歌は、16小節なのでBメロはなくって、すぐにサビにはいるよ。
 一番目立つ部分ね。
 形式でいえば、「b」になるんだよね。

・ 山場(サビ)です。リズムパターンを変えたり、音の高さを変えたりします。

○メロディーを変える。
 前半がゆっくりだったら、激しいリズムに。逆に、早く軽快なリズムだったら、ゆったりとしたスケールの大きなものにする。
○メロディーラインの流れを変える
 前半上昇するラインだったら、高い音から下降するラインにする。上下動の少ないラインに対しては、大きなうねりのあるラインにする。
○印象的な短いメロディーパターンを繰り返す。
○音域的に最も最も高い音を使う。
○一時的な転調をする。
○ブロックとブロックのつなぎを工夫する。
 弾みをつけるようにつなぐ。間をとる。

・ 対象の動機(WかX)で始めます。
    へ長調…W(シレファ)/X(ドミソ)
・ 続く感じの終わり方 

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D4フレーズ目を作る/a’又はb’

 いよいよ最後のフレーズだよ。一般的には、a’又はb’にすることが多いんだけど、この歌ではリズムパターンは「a」と同じものを使い、メロディーを「a’」とはさらに変えて「a”」にしているよ。
エンディングの部分ね。終わり方は当然「落ち着いた終わり方」ね。
いよいよ曲も完成だなあ。

・ a’……2フレーズ目と同じ 
  b’……前半の動機は、bの前半の動機と同じ
・ 二部形式の場合……落ち着いた終わり方 
・ 三部形式の場合……続く感じの終わり方

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 三部形式の場合は、5・6フレーズ目を作ります。
 一般的には、第1、第2フレーズと同型のことが多い。

E言葉の特徴(抑揚、リズム)から全体をまとめる

 言葉には、それぞれリズムというものがあるんだ。それを考慮に入れながらメロディーを組み立てていくといいよ。

・ 言葉の抑揚は旋律線(メロディーライン)の上で考えます。
・ 言葉のリズムを生かします。

11.ぎこちない部分を直す

 メロディーができあがったら、全体を聞いてみてぎこちない部分を直して仕上げていこう。
 直し方のポイントとしては、
@ 非和声音(和音と関係ない音)をいれます。
A 全く別の音を加えます。
B 元の音と入れ替えるなど
コードのみ
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非和声音を加えて
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12.二番以降

 二番以降は、基本的には一番で作ったものを使えばいいんだよ。
 ただし一つだけ注意しておくことがあるよ。それは、文字数。一番と同じ文字数ならばいいけれど、そうとは限らないよね。
・文字数が多すぎるとき……1つの音符の中に2文字入れていきます。
・文字数が少ないとき……1つの文字をのばすなどして、1文字で2つの音符を使うようにします。
ついに歌ができたわね。
次は、アレンジに挑戦だよ。

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