巡音ルカと英語の歌を創ろう

 巡音ルカ(CV03)では、英語の歌詞が入力できるようになりました。そこで、英語の歌を創ってみましょう。

 

1.英語歌詞を書こう

 英語の歌詞がすらすらと書ける人はいいのですが、そうでない(というか、全く英語のわからない)このHPのマスターは、日本語の歌詞を翻訳サイトを使って英語の歌詞を作っています。ということで、ここでは、日本語歌詞を英訳する方法についてやっていきます。

主な翻訳サイト

エキサイト 翻訳
Yahoo!翻訳
Google 翻訳
翻訳:@nifty
OCN翻訳サービス
Infoseek マルチ翻訳
livedoor 翻訳など

2.英訳しよう

原文


兎追ひし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷

いかにいます 父母
つつがなしや 友がき
雨に風に つけても
思ひ出づる 故郷

こころざしを はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷

@ 単文で英訳しよう

 すべての歌詞を一度に英訳しようと思わないで、できるだけ正しくに英訳できるように一文ずつ英訳していきます。

A 主語述語の関係をはっきりするように日本語文を書き直そう。

 歌詞は主語や述語がなかったり、倒置法にしてあったり、体言止めであったり…と英訳しにくい形になっていることがあります。そこで、英訳しやすいように主語述語の関係をはっきりさせましょう。

「兎追ひし かの山」
a・山を主体とすれば【あの山はウサギを追った場所です】
b・私を主体とすれば【私はあの山でウサギを追っかけました。】
が、考えられます。山を主体とした場合は、今目の前にある山があるような感じがします。一方、私を主体とした場合は、思い出してる感じがします。
 そこでここでは、思い出してる方がふさわしいと感じるので、
【私はあの山でウサギを追っかけました。】
を使います。

B 英訳しよう

 それでは、早速英訳作業に取りかかりましょう。

ア・好みの翻訳サイトへアクセスします。
イ・「原文」欄に英語にしたい歌詞を入力します。
※翻訳サイトによって操作方法が違いますので、翻訳サイトの説明をみてください。
※入力は一文で入力します。
ウ・「日→英」翻訳を選択します。
エ・「翻訳」ボタンをクリックすると「訳文」欄に英訳された英語の歌詞が出てきます。
オ・この英文をドラッグ&ドロップした後、「右クリックで選択し→「コピー」しておきます。
カ・メモ帳などにテキストとして貼り付けておきます。

C できた英文を確認する

 英文が意図したとおりに英訳されているかどうかを確認しておきます。

ア・できた英文を範囲指定→コピー→「原文」欄に貼り付けます。
イ・「英→日」翻訳で「翻訳ボタン」をクリックします。
ウ・日訳された文が意図したものであるか確認します。
○意図したものと違うときは、Aの日本語歌詞の修正からやり直します。

原文 修正 英訳
兎追ひし かの山 私はあの山で兎を追っかけました I went after the rabbit in that mountain.

D次の文を英訳します

小鮒釣りし かの川 私はあの川で小鮒を釣りました。 I caught a small crucian carp in that river.

E歌詞の意味、作詞者の意図、設定を考えよう

「夢は今も めぐりて」
 主人公はどんな年齢で、どんな境遇にいるのでしょうか?
 もう人生も終わりに近づき、若い頃持っていた夢を思い出しているのであれば、【私は今頃、若いときの夢を思い出します】
 故郷を離れて、今夢に向かって進んでいるのであれば【私は今も夢を持ち続けてがんばっています。】
 どちらであっても意味はあいますね。自分が書いた詩であれば、詞の設定はわかりますが、他の人が書いた詩の場合は、作詞者の意図を類推するか、自分の意志で推し進めるしかなさそうです。
 ちなみに、この歌「故郷」は、”子どもの頃の野山の風景を遠い地から懐かしむという内容で、生まれ故郷から離れて学問や勤労に励む人の心情を歌っている。”といわれていますので、【私は今も夢を持ち続けてがんばっています。】を採用しました。

夢は今も めぐりて 私は今も夢を持ち続けてがんばっています I am holding out the dream keeping having it now.

F英訳を続けます

忘れがたき 故郷 私は故郷のことが忘れられません I do not get the hometown forgotten.

G最後まで英訳します。

原文 修正 英訳
兎追ひし かの山 私はあの山で兎を追っかけました I went after the rabbit in that mountain
小鮒釣りし かの川 私はあの川で小鮒を釣りました I caught a small crucian carp in that river
夢は今も めぐりて 私は今も夢を持ち続けてがんばっています I am holding out the dream keeping having it now
忘れがたき 故郷 私は故郷のことが忘れられません I do not get the hometown forgotten
いかにいます 父母 父さん、母さん変わりなく暮らしていますか Do you live energetically the poppa and mother
つつがなしや 友がき 友達は今でも元気でいますか How is the friend
雨に風に つけても 雨が降ったら私は故郷を思い出します。 When it rains, I recall the hometown
思ひ出づる 故郷 風が吹いたら私は故郷を思い出します。 When the wind blows I recall the hometown
こころざしを はたして 私は、こころざしをはたしたら、いつかは故郷へ帰りたいです。 I want to return to the hometown some time when I accomplish the aim
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷 故郷の山は青いです。 The mountain in the hometown is blue
水は清き 故郷 故郷の川は清いです The river in the hometown is clean

3.VOCALOIDを起動

 英語の歌詞ができたところで、VOCALOIDを起動して、英語で発音できるように英語用のライブラリー(Luca_ENG)に切り替えます。

@ VOCALOIDを起動します。
A 「新規」か、英語にしたいファイルを開きます。

※ここでは、英語に直した部分がわかりやすいように、日本語歌詞を入力したファイルを使っています。(もちろん歌詞が入力されてないものでもOKですよ。)
※「新規」で作る場合は、音符を入力してください。(Cの操作の後でもOKです。)
使用ファイル「ふるさと日本語版」
(右クリックで保存)
B スライドバーを一番左端まで持ってきます。
C コントロール部の「SINGER」部のVocaloid名をダブルクリックをします。そして、【Luka_ENG】をクリックして選びます。

4.英文を入力します

 いよいよ英文を入力します。

※ 入力しやすく訂正しやすいように、一文ずつ入力していきます。
※ 全文を一度に入力することもできますが、後からの訂正に手間がかかります。
※ 一単語ずつ入力することもできます。

@ 英文の入力したい場所の最初の音符をクリックして青色にしておきます。
A メニューバーの「ジョブ」→「歌詞の流し込み」をクリックしていきます。
B 歌詞の流し込みウインドウが開いたら、英文を入力します。
※英訳した歌詞をメモ帳などに作っているときは、そこから「コピー」→「貼り付け」で入力してやると楽です。
○入力するときのポイント
・英文は半角で
・単語と単語の間は半角スペースを入れる。
(○I caught ×Icaught)
・コンマ,やピリオド.や?や!などは削除しておきます。これらがあるとうまく発音しません。
(○mountain ×mountain.)
C 「OK」ボタンをクリックします。

5.歌わせてみよう

 英文が入力されました。一つの音符に入っている単語もあれば、複数の音符に分けられている単語もあります。うまく歌ってくれるか確認のため歌わせてみましょう。
※単語の中に複数の母音がある場合、母音の位置で自動的に分割されます。

トランスポートバーの「再生」ボタンをクリックします。

6.英文が長すぎる

 英文が長すぎて、意図していたところを超えてはみ出してしまいました。こんな場合は、音符を追加してやります。

@ はみ出した部分の英文を削除しておきます。
※英文を残しておくと、次に新しい英文を入れても前の音素記号が残ってしまうことがあります。
ア.音符をダブルクリックします。
イ.歌詞入力状態になったら、「Delete」キーで英文を削除します。
ウ.英文と音素記号が初期状態になります。
A後に追加したいところの音符をドラッグして短くします。
B短くした部分に鉛筆ツールで、音符を付け加えます。
C音符をダブルクリックして、歌詞入力状態にして英文歌詞を入力します。
○「moun-」「tain」のように単語が分割されている場合は、単語の先頭の音符をダブルクリックし歌詞入力状態にして、「mountain」と単語をそのまま入力すると音符に分割されて入力されます。
○「tain」のように1単語1音符で入力したい場合は、入力したい音符をダブルクリックし歌詞入力状態にして「tain」と単語を入力します。

7.次の英文を入力

 次の英文を入力します。入力した後は、再生して確認しておきましょう。

@入力したい部分の先頭の音符をクリック
A メニューバーの「ジョブ」→「歌詞の流し込み」をクリックしていきます。
B 歌詞の流し込みウインドウに歌詞を入力
  「OK」ボタンをクリック。
今回は、うまく入ったようです

8.続けて入力していきます

 以下同じようにして、英文を入力していきます。

9.音符が余りました

 英文が短かったために、2つの音符が余ってしまいました。そこで、「keeping」を「kee-ping」に、「now」を「now-」と伸ばしてみましょう。
※基本的には、音素記号の母音の部分を伸ばします。(母音分割)

@何かの操作をする前に、「編集」→「元に戻す」で入力前の状態に戻します。
※元に戻らない場合は、「having it now」の部分の歌詞を削除します。
※伸ばす場所によっては、元に戻すより削除した方が早い場合もあります。
 
A改めて、「I am holding out the dream keeping」と「having it now」に分けて歌詞を入力します。
※伸ばす音符の後ろで分けます。
※余った音符が2カ所に分けられました。
B 単語の途中を伸ばす。
 「keep」「ing」の間に長音を入れて「keep-」「-」「ing」と3つの音符に入力します。
 伸ばす母音が通常母音ですので、歌詞に半角ハイフォン「-」を入力して伸ばします。
・余った音符「ー」と単語の後ろ側「ping」の歌詞を削除しクリックして、初期状態に戻します。
・余った音符の所に「ping」の歌詞を入力します。
・「ping」が入っていた音符の所に、半角ハイフォン「-」を入力します。
C 音素記号が正しくなっていることを確認します。
・音符をダブルクリックして、歌詞入力できる状態にします。
・キーボードの「Alt」と「↓」を同時に押すことで音素記号が出てきます。
※ここで音素記号が[u:]のように正しくないときは、直接入力しておきます。
歌詞 kee- - ping
音素記号 kh i: i: p I N
D 単語の語尾を伸ばす
 「now」の語尾を伸ばして、「now」「-」としてみましょう。
 今回は、伸ばす母音が二重母音になっていますので半角ハイフォン「-」の入力は使えません。そこで、音素記号を直接入力します。
・「now」の後ろの余った音符「て」の歌詞を削除しクリックして初期状態にします。
・その音符をダブルクリックして、歌詞入力状態にします→キーボードの「Alte」と「↓」を同時に押さえ音素記号を入力できるようにします→音素記号[U]を入力します。

歌詞 now Ooh(何でもいい)
音素記号 n aU U
※「no-w」(ナーウ)と間を伸ばしたい場合には、音符が一つ余分にいります(この場合3ついります)。
※最初の母音を代理母音に代えるとき、子音の次に半角スペースを入れてから代理母音を入れます。
※aUは、代理母音を使ってますが、代理母音を使わない二重母音もあります。
音符 音符@ 音符A 音符B
音素記号 n V V aU
説明 子音+最初の代理母音 最初の代理母音 二重母音
n a a aU

●単語の中の音素記号
 単語の中の音素記号は、音素記号と音素記号の間には、半角スペースを入れます。
例;voice[v OI s]

●母音を伸ばす

☆通常母音/中間母音
伸ばし方; 半角ハイフォン「-」を歌詞入力で行う。

語尾を伸ばす
・単語は操作しないで、語尾の伸ばす部分に半角ハイフォン「-」を入れます。

音符 音符@ 音符A
伸ばし方 単語のまま 半角ハイフォン「-」
例;you[j u:] you -

中間を伸ばす
・単語を分割し、半角ハイフォン「-」を挟むように歌詞入力します。

音符 音符@ 音符A 音符B
伸ばし方 単語前半- 半角ハイフォン「-」 単語後半
例;keeping[kh i:][p I N] kee- - ing

※発音欄をクリックすると、発音が聞けます。

音素記号 発音   音素記号 発音
V 「ア」とほぼ同じ U 「ウ」と「オ」の中間。短母音
{ 「ア」と「エ」の中間 u: 「ウ」と「オ」の中間。長母音
@ 「ア」とほぼ同じ e 「エ」に近い。短母音
i: 「イ」に近い。長母音 Q 「オ」に近い
I 「イ」と「エ」の中間。短母音 O: 「オ」とほぼ同じ。長母音

☆二重母音

語尾を伸ばす;
・単語は操作しないで、語尾の伸ばす部分を音素記号を直接入力します。

音符 音符@ 音符A
伸ばし方 単語のまま [二重母音の後ろの母音]
例;where[w e@] where [@]


語尾を伸ばす特殊

音素記号 発音 伸ばし方
@r 「アー」に近い曖昧さ @rと入れる

中間を伸ばすT;(二重母音の前の母音をそのまま使う)
・音符を分割し、それぞれ音素記号を直接入力します。

音符 音符@ 音符A 音符B
伸ばし方 [子音+二重母音の前の母音] [二重母音の前の母音] [二重母音]
例;where[w e@] [w e] [e] [e@]

音素記号 発音   音素記号 発音
Q@ 「ア」を喉の奥から。長母音 eI 「エ」から「イ」へ移行
I@ 「イ」と「エ」の中間から曖昧母音へ e@ 「エ」から曖昧母音へ
U@ 「ウ」と「オ」の中間から曖昧母音へ @U 「オ」から「ウ」と「オ」の中間へ

中間を伸ばすU;(二重母音の前の母音の代理母音[V]か[{]を使う)
・音符を分割し、それぞれ音素記号を直接入力します。ただし、[a]の音素記号は単独ではないので、代わりに[V]か[{]を使います。

音符 音符@ 音符A 音符B
伸ばし方 [子音+二重母音の前の代理母音Vか{] [二重母音の前の代理母音Vか{] [二重母音]
例;now[n aU] [n V] [V] [aU]

音素記号 発音   音素記号 発音
aI 「ア」から「イ」へ移行 aU 「ア」から「ウ」と「オ」の中間へ

中間を伸ばすV;(二重母音の前の母音の代理母音[O:]を使う)

・音符を分割し、それぞれ音素記号を直接入力します。ただし、[O]の音素記号は単独ではないので、代わりに[O:]を使います。

音符 音符@ 音符A 音符B
伸ばし方 [子音+二重母音の前の代理母音O:] [二重母音の前の代理母音O:] [二重母音]
例;voice[v OI s] [v O:] [O:] [OI s]

音素記号 発音   音素記号 発音
OI 「オ」から「イ」と「エ」の中間へ O@ 「オ」から曖昧母音へ

●子音

 英語版では、子音と子音を自由につなげて発音させることができます。子音を長めに強調したい場合、[r r]や[l l0]のように同じ系統の子音をつなげます。

単独で発音しない

音素記号 発音 分類 備考
p 「プ」に近い 無声破裂音 単語の先頭以外で使用
t 「トゥ」に近い 無声破裂音 単語の先頭以外で使用
k 「ク」に近い 無声破裂音 単語の先頭以外で使用
b 「ブ」に近い 有声破裂音 単語の先頭以外で使用
d 「ドゥ」に近い 有声破裂音 単語の先頭以外で使用
g 「グ」に近い 有声破裂音 単語の先頭以外で使用

単独で発音する

音素記号 発音 分類 備考
ph 「プ」に近い 無声破裂音 単語の先頭だけで使用
th 「トゥ」に近い 無声破裂音 単語の先頭だけで使用
kh 「ク」に近い 無声破裂音 単語の先頭だけで使用
bh 「ブ」に近い 有声破裂音 単語の先頭だけで使用
dh 「ドゥ」に近い 有声破裂音 単語の先頭だけで使用
gh 「グ」に近い 有声破裂音 単語の先頭だけで使用
f 下唇を軽くかむ「フ」に近い 無声摩擦音
T 舌先を軽くかむ「ス」に近い 無声摩擦音
s 「ス」に近い 無声摩擦音
S 「シ」に近い 無声摩擦音
tS 「チ」に近い 無声破擦音
h 「フ」に近い 無声摩擦音
v 下唇を軽くかむ「ブ」に近い 有声摩擦音
D 舌先を軽くかむ「ズ」に近い 有声摩擦音
z 「ズ」に近い 有声摩擦音
Z 舌先を軽くかむ「ジ」に近い 有声摩擦音
dZ 「ジ」に近い 有声破擦音
l0 「ル」に近い 流音/側音 単語の先頭だけで使用小文字のエルと数字のゼロ
l 「ル」に近い 流音/側音 単語の先頭以外で使用
r 舌先を丸める「ル」に近い 流音/接近音
w ワ行の「ウ」に近い 半母音/接近音
j ヤ行「イ」に近い 半母音/接近音
m 「ム」に近い 鼻音
n 「ヌ」に近い 鼻音
N 「ン」に軽く「グ」をつける 鼻音 語尾のみで使用

10.英文を完成させます

 同じようにして、英文を入力していき、音符と歌詞を調節しながら完成させていきます。

11.歌として完成させよう

 発音、歌い方を調教したり、伴奏に乗せたりして歌として完成させよう。調教の仕方は、「神調教のコーナー」を参考にしてください。

▼完成した曲を聴く vsq(右クリックで保存)

12.cv03ミニFAQ

●英語歌詞付きのmidiを読み込むことができますか?

 読み込むことができます。英語歌詞も読み込むことができます。
・「ファイル」→「開く」→ファイルの種類「全てのファイル」で読み込んでください。
・読み込んだ後は、「歌詞」→「発音記号変換」で、歌うようにします。
・midiで歌詞を書くときは、1単語1音符が原則です。1つの単語が複数にわたるときは、音素記号が母音になるところで分けます。また、分けた単語の前半部分の最後に半角ハイフォン「-」を付けつなぎます。
・単語を分けたり、長音で伸ばしている場合は、VOCALOIDエディターでの音素記号の調整が必要になります。
▼midi読み込みで作ったものを聞いてみる 元のmidi 読み込んだvsq

●歌詞流し込みでなく、1つの単語ごとに入力できますか?

 できます。音符をダブルクリックして単語を入力してください。
ただし
・単語の中に複数の母音があると自動的に分割されます。そのとき音符の数が足りないと入力エラーとなり、発音しません。必要な数だけ音符を作っておいてください。

●単語がいくつに分かれるか事前に調べるにはどうしたらいいですか

 マニュアル(本)の97ページからの常用英単語/英語版VOCALOID音素記号対応表を参考にしてください。
※本のマニュアルにしか載っていません。ヘルプにもDVDの中のユーザーズマニュアルにも載っていません。なくさないでね。

●英語を歌いません

・「singer」が「Luka_ENG」になっていますか。
・英語歌詞付きmidiを読み込んだ後、「発音記号変換」してますか。

●「ウー」としかいわない、あるいは発音しない単語があります

いくつかの原因が考えられます
・正しい綴りかどうか見直してみてください
・不必要なコンマ(,)ピリオド(.)クエスチョンマーク(?)びっくりマーク(!)などがついてませんか
・歌詞の流し込みで単語と単語の間に半角スペースを入れてますか
・単語を手動で分割入力したときに分割の場所は適切ですか(母音の位置で分割)
・単語を手動で分割入力したときに、半角ハイフォン「-」でつないでいますか。
・音素記号を直接入力した場合に音素と音素の間に半角スペースを入れてますか
・歌詞付きmidi入力した場合、歌詞の付け方は適切ですか?
・歌詞付きmidiを読み込んだ後、 「発音記号変換」してますか。
・音符の数は適切ですか?
・ライブラリーにない単語を入力した。

●発音が変です。

・vocaloidの音素記号は、簡略化されていますので、ニュアンスが違うことがあります。
 音素記号を別のものに代えてみる。
 [h]のつく子音[bh]、[dh]、[gh]、[kh]、[th]、[ph]から[h]を取り除いてみる。
 [l]と[l0]をいれかえてみる。
・[l l0]や[r r]のように、子音を連続させると、子音を長めに強調できます。
・単語と単語がくっついていると歌詞の切れ目やアクセントがわかりにくくなることがあるので、間に少しスペースをおいてみます。
・子音で終わる単語の次に母音で始まる単語がくると影響されて母音が不自然になることがあります。間に少しスペースをおいて影響を少なくします。

●英語辞書を増やしたい。。

 CRYPTONより英語辞書の追加ライブラリーが出ているようです。導入してみてください。
ダウンロード先;http://www.crypton.co.jp/mp/do/support/vi_engine?id=17
導入方法などの説明;http://blog.crypton.co.jp/mp/2009/02/vocaloid2_26.html#more 
(使用方法はここにしかありません。)
導入方法
@ 追加ライブラリーをダウンロードして、解凍してください。
A 解凍した中にadd_dic_090203.udcというファイルがありますので、それをコピーします。
B 次にVOCALOID2プログラムをインストールしたプログラムファイル内のUDICフォルダを開きます。
 通常はCドライブ→Program Files→VOCALOID2→UDICと開いていけばあると思います。
 ここに先ほどコピーしたadd_dic_090203.udcファイルを貼り付けます。
使用方法
 VOCALOID2 Editorの歌詞→ユーザー辞書を開きます。User Dictionaryのプルダウンメニューからadd_dic_090203を選択してCloseボタンをクリックして閉じます。
特徴
・新語や流行語、また一部のよく使われる西洋語と略語、専門用語などが追加されています。
・3桁の半角英数による基数詞入力(000、001〜020、030、040…100)、序数詞の入力(1st、2nd、3rd、4th…等)への対応を実現し、日本語に"近い"英語発音をする為の、ひらがな入力を可能とする辞書が追加されています。
・ローマ字の末尾に半角英数字を加える事でニュアンスを切替える事も出来ます。
・追加された言葉の一覧、詳細は、追加辞書(.udcファイル)に同梱されているエクセルシートまたはPDFファイルに書いてあります。
※使用方法は、同梱されていませんから2009年2月3日の『メディアファージ事業部 ブログ』を参照してください。

●単語を自分で登録したい。。

 「歌詞」メニューから「ユーザ辞書」を選んで、VOCALOID2ユーザ辞書を開きます。

新規ユーザー辞書の作成

 「User Word Registration」ウィンドウの最初にある「User Dictionary」ドロップダウンリストから(new)を選択し、表示される「Create User Dictionary」ダイアログに辞書名を入力して、[Create]ボタンをクリックします。

新しい単語と発音の追加

 新規ユーザ辞書を作るか、以前作ったユーザ辞書を選択して、新しい単語と発音を追加します。

 「Word」欄に単語を入力してください。この際、[Auto]ボタンが押してあると、自動的に音声記号が 「Pronunciation」欄に入力されます。
 自動で作られた発音記号に満足できない場合は、自分で適切な発音記号を入力します。選択可能な発音記号と発音のサンプルはウィンドウの右側に表示されます。
 新しい単語と発音を入力したら、[Add]ボタンをクリックして辞書に登録します。
 登録された単語と発音は"User Word Registration"ウィンドウのリストに表示されます。

登録済みの単語と発音の編集

 すでにユーザ辞書に登録されている内容を編集するには、リストの中の単語をダブルクリックします。単語と発音記号が、自動的にそれぞれの編集欄に入力されます。編集を終えたら[Add]ボタンをクリックして、編集内容を登録します。

●子音[t]の使い方。

 CV03「巡音ルカ」では、日本語版でも、子音[t]についてのみ、他の子音の前に配置できる仕様となっています。そこで、任意の場所に音素の直接入力で[t]を入れた音符([t]の入った32〜64分音符)を置くことで、擬似的な促音(小さな「っ」)の代わりのように使用したり、スタッカート気味のアクセントとして使用する事が可能です。
※本来の促音を再現するものではなく、あくまで擬似的効果となります。
 他の日本語版VOCALOIDデータベースとの互換性はありません。(公式サポート外の裏技扱いとなります)
『メディアファージ事業部 ブログ』より引用

●息継ぎ[br5]の使い方。

 CV03「巡音ルカ」の英語版データベースでは、[br5]を短い休符(無音)として使用する事が出来ます。
 使用用途としては[d]や、[t]などの子音で終わる単語の後に、音素の直接入力で[br5]を入れた音符([br5]の入った32〜64分音符)を挟み込み、母音から始る単語(例:air、andなど)が繋がる場面で、後続の母音の頭をはっきりと発音させたい場合等に有効です。
※日本語版でも英語版同様に[br5]を使用できます。
※[br5]の使用方法に付いて、他のVOCALOIDデータベースとの互換性はありません(公式サポート外の裏技扱いとなります)
『メディアファージ事業部 ブログ』より引用

●。